現代は病院で亡くなる方が全体の7割となっているようですが、昔は自宅で死亡することが多く、ご遺族やご近所の方々で、死後の処置として死者の身体を清めていました。
その後、病院での死が多くなり、看護師さんたちによる死後処理が行われるようになって、湯灌は廃れていきました。
近年、病院での死後処理が行われているにもかかわらず、葬儀社は、湯灌を勧めます。
一部の葬儀社は、自社の利益の1アイテムとして湯灌を強いてきます。
さらに、費用に5万円~20万円の差があることには驚かされます。
決して湯灌を否定しているのではなく、ご遺族が葬儀を一緒に行うグリーフワークとしてみれば必要な作業ではないだろうか、と、私は考えます。
※グリーフワーク・・・人との離別(特に死別)時に自然と始まる、立ち直りのためのプロセスのこと